感想

Mr.&Mrs.スミス

珍しく映画を観たので、しかも特に観たいわけではなかったので、どうせハリウッドな大味でありがちなストーリーのやつだろうと思っていたので、特には期待してはいなかったのだがまあその期待は裏切らなかったというかなんというか。アンジェリーナ・ジョリ…

村上かつら短編集 2

やっぱこの人はすごいよ。「いごこちのいい場所」の頭のほうを読んで駄作かもしれないなんて思ってしまった僕は愚か者です。ラストに近づくにつれてどんどんどんどん素晴らしくなっていくので、嬉しくて仕方がなかった。後書きもいいんだよなあ……。でも後書…

三つ数えろ 1946年/アメリカ

ハンフリー・ボガードのマーロウは微妙だ。なんで、って背が低いから。エディ・マースに見下ろされるような感じになっていたのはどうにも。ヴィヴィアンに「背が低いのね」なんて言われるシーンは思わず失笑。それでも、フィリップ・マーロウのイメージに重…

「アンシアン・レジームの国家と社会―権力の社会史へ」二宮 宏之・阿河 雄二郎編

社会史的観点からのアプローチは、国家権力と社会との全体的関係を網羅するものではなくて(まあ当然なんだけれど)、一部分だけに留まっている。フランス「アンシアン・レジーム」に関してはずぶの素人なんで、頭からこれを読んだのは間違いだったかなと思っ…

「大いなる眠り」(レイモンド・チャンドラー著 双葉十三郎訳/東京創元社)

読み終わり。あとで書きます。「The Big Sleep」の映画化作品である「三つ数えろ」が27日深夜にNTVで放送されるようだ。 http://www.ntv.co.jp/tokidoki/

村上かつら短編集 1/村上かつら

いつまで経っても感想を書かなさそうな自分がいるので、さっさと書きつけておこう。とは言え、初読ではないので、わりと裏を読もうとしてしまっているのだけれども……。 「天使の噛み傷」と「99夏あたし15歳」はそのまま「サユリ1号」の原型になっている話(な…

CUE (1)/村上かつら

大げさな部分が目立つなあ。演劇を扱った漫画として、演劇特有の大仰な性質を引き継いでいると考えればいいのだろうし、おそらくはそれが正しい読み方なのだとは思うが、合わない人には合わないと思う。だけど、まあ、一つにまとめられて、「CUE」の世界しか…