2004-10-25から1日間の記事一覧

苦言

上を目指そうとする者を甘やかすのはその辺にしといた方がいいかと。本人のためにならない。そんな優しさなんて優しさにはならない。人間をスポイルするだけ。ま、僕にはとーてい本気だとは思えないのだけれど。

げんしけん

とりあえず痛い。痛いオタクの生態描写「だけ」のアニメーションと化している。島をうろつく笹原の言動が最高に痛くて思わずボリューム絞った。原作だとそうは思わなかったのだけれど、なんでだ……。痛さを感じるのが先行して、全般的に面白みが見出せないん…

「かわいい女」レイモンド・チャンドラー著・清水俊二訳/東京創元社

やっぱり清水俊二訳がしっくりくるなあ、という感想。まあいつものチャンドラー節です。 ハリウッドで脚本の仕事をやったあとに書かれた作品だけあって、映画界へのアイロニカルな言辞が目立つ。いつもと違う部分はどこかといわれればそこかなと思った。チャ…

「大いなる眠り」レイモンド・チャンドラー著・双葉十三郎訳/東京創元社

チャンドラーがダシール・ハメットを先駆とするハードボイルド小説の流れを引き継ぎ発表した処女長編、ってことになるわけですが、今まで読んできた他の三作品(長いお別れ/さらば愛しき女よ/かわいい女)よりもプロットは優れているように思えた。まあきっち…

折角なので

aboutページに自己紹介リンクを貼り替え。別に大したことじゃないのだけれども。だって何も変わってないし。そのうち整理しておこう。作家名の羅列は見栄えが悪いし。

珍しく携帯にスパムがきた

しかも非通知ショートメールなのだけれど、これはどうなんだ……。送信する側も金かかってそうで、お疲れ様という感じ。僕の携帯メアドは少し複雑だから、手間暇もかかってるんじゃないかと妄想してみる。

いまさらなことに

浅田彰の「構造と力」なんて読んでいるのだけれども、文章が面白い。まだ冒頭なのに。本当は「南回帰線」と「機械としての王」を読まないといけないんだよな……。やってられね。

好きな「芥川・直木賞作家」

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/news/20041026k0000m040011000c.html 大江かなあ……。石川達三は渋い。でも石川達三よりも太宰が佐藤春夫に「芥川賞ください」って泣きついたことの方が、個人的には印象深いのだけれども。