九州ドライブ2日目

5時過ぎに加西SAで起床。身体に疲れは残っているが、思ったよりも眠れたことで気持よく走りだす。中国道を快調に飛ばして、途中安芸高田近辺でメーターは通算5,000kmを刻み、十時過ぎには関門海峡を突破。九州に初上陸。
ここで、佐賀〜長崎方面へ抜けるか、大分〜宮崎方面へ抜けるか思案。同じく九州にやってきている友人と打合せして、長崎回りに決定。天気もそれほど良くなさそうだったし、それならなんとか今日中に平戸や長崎を狙ったほうがいいだろうと。
まずは手始めに金印の志賀島へ。多少混雑する街並みを抜けてたどり着くも、曇り空でどうにも気分は晴れない。眺望も悪い。仕方なく、国民休暇村で風呂にはいることに。まあこんなもんかという感じだが、悪くはなかった。その後、福岡湾岸沿いの開発中の区画を眺めつつ、都市高速経由で唐津方面へ。名護屋城をチラ見するべくそちらを経由して平戸方面へ。名護屋城は強行軍日程なのでほとんど見ている時間なし。色々と陣屋跡もあって、じっくり見たかったけどまた今度。平戸近辺を走っていると、オートサーチしていたラジオからはハン
グルの発音が。平戸城を過ぎた頃には雨がものすごいことになってきたが、とにかく行くしかないと生月大橋に到着。

そこから生月農免道路を経由して大バエ灯台へ。もう風が強すぎて車外には立っていられないような状態だったが、とにかく走って先端を目指す。車も殆どいない。どんよりとした空、吹きすさぶ風、殴りつけてくる雨。何で僕はこんな所にいるのだろうかと考えてみるが、どうしても先っぽに行きたいのだという酔狂が故であり、そこに一切の合理性はない。だから考えるだけ無駄だ。なんて考えてみても、自分が一人で走っているという事実は変わらない。

大バエ灯台に到着すると、最果てにやってきたという感覚とともに、絶景度合いが減じられたこの風景を少し残念に思った。趣があると考えれば趣がある。ただしこれだって、別の表情があるのだから、それを見ることができなかったということに変りがない。まぁ、いいのだ。またくればいいのだから。しかし写真が悪い。ブレまくってる。

その後は長崎まで走って友人と合流。浜勝で食事を摂った後、長崎の夜景を見下ろす中々な銭湯に入り疲れを抜く。その後長崎自動車道を暴風雨の中慎重に走る。ほんと80km以上出してると強くなるので60kmくらいでゆっくりと走った。雨で視界が遮られるなんて久々の経験だったが、しかもこの車(AudiTT)は夜間視界が、アコードユーロRに比べて宜しくない。シートが低いからなのだろうが、センターが見分けにくいし。そんなこんなでなんとか走りぬけ、どこかのPAで適当に就寝。何かもうすごい疲れたの一言。
1037.4km走行。燃費14.1km/l