車の残債があと77万位になった

250万でスタートしてようやくここまで減った。これでいざとなったら俺はいつでも仕事なんて辞められるね、と嘯いてみせても、あながち冗談とは言えないような気がしてきた、貯金なくなるけれどさ。なんで働き始めたのか、よくは覚えていない。多分、大学を出たら働かないといけないという認識があったから、何となく就職活動をして八月くらいまでやった挙句の果てに、しょうもない会社に入ってしょうもない仕事をする羽目になったのだろう。今となっては、誰かのために働いているわけでもないし、自分のためにでもない。ただ、色々とくっつけられてしまったり、絡みついたりしてしまったシガラミや責任というものを途中で放り出せなくなって、ずるずると椅子に座り続けている。それは正しく社会そのもので、この椅子を蹴り飛ばしてやったら、僕は社会というものからも切り離されて生きていくことになるのではないかとすら思う。思うだけで、実際にはどこに行っても社会というものはついて回るのだから、拒否権はないのだが。今思えば、僕に内定を中々出してくれなかった「会社」なる存在たちはかなり見る目があったのではないかと思うし、逆に僕に内定を出して雇って今ここに至る「会社」というのはどうしようもないボンクラなのかもしれないという気がしてきた。大したところではないのだから早く抜け出すべきなのだがぐずぐずして抜け出せないままでいる僕というのは本当にボンクラだ。