卒論査問

つつがなく終了。……というか、副査の教授に多少突っ込まれたところ以外は内容に対して触れてもらえず。「本流」という言葉を「源流」のつもりで用いていた(よくあること)点については指導教授からお言葉をいただくも、あとは外書をもっと使って欲しかったなとしか言われなかった。まあ褒めてもらったんだか、貶してもらったんだか。自尊心のためにはこれでよかったんだろうけれど、やっぱり僕は最後くらいは厳しいお言葉をちょうだいしたかったなと思うのです。趣味以下のものになった専攻の学問については、もう触れることもないだろうと思う。僕は物語に惹かれた人間だから、物語的に把握することを主としない教育体制にぶち当たった時点でもうそれは用済みだったんだろう。本当に、僕は歴史学に失礼な人間だったな……。