んー

http://www.asahi.com/national/update/0126/010.html
「在日」だからとかそういう2ch的色眼鏡で見るのはさすがに卒業してますが、少々気になったのは原告やその支援者の言い分が「自分たちが道を切り拓くことで先鞭をつける」という主旨であったということ。ニュース23での取材を見た限りでは、「支援者」は少なくとも政治的意図をもってやっているような印象だった。在日外国人が何人いるのか知りませんが、そのうち定住して公務員になっているという条件をつけるとはっきりいって在日朝鮮人くらいしかいないのでは。公務員になる、というのはどうしても居住地との密接な関連が要求されるように思うので、一朝一夕に移住してきたばかりの「外国人」がなれるものではないような。どーも、裁判の「大義」を「在日韓国人の権利を拡大する(守ると言ってもいいけれど)」という真意(そう思えるなあ)から「在日外国人の権利を」というものにスライドし、「お涙ちょうだい」的な演出をしようという意図が見え隠れして嫌だった。……僕にはそう思えただけですが。
まあ、「国籍を選択する権利」がありながら(多分あったと思うけれど、違ったかな)、あえて韓国籍に残ったということで、「日本国籍」をとらなかったことによって守ったものと、失われた機会が生じたということを理解すべきではないかな……。というか、そういうことを理解した上で「誇り」をとったならこういうことは生じないと思うんだけれど。
あー、あと判決後の会見には大爆笑。ああいうことを言うから、なおさら反感を誘うってどうして気づけないのだろう? 「帰れ」の一言で反論が済むようなことを言っちゃいけないよ。