AngelBeats!!見てて、さらにそれに対する反応を見てて

ああ、なんというか「物語」というのはあんまり需要がないんだなと思った。まあ仕方ないのかも? でもまあネットだから賛否出てくるのは仕方ないし、コミュニティというところで意見がある程度の方向性を持って集積されていくのも仕方のないことなわけで、好きな人はそういうところを見なきゃいいと思うし、嫌いな人はそういうところで毒はいて気が晴れるんならそうすりゃいいだけ。僕は人のそういうところ見てるだけでなんかどうでも良くなっちゃう人なのだが。見終えた直後は本当に嫌だったけれど。
僕がすっげー気になってる点は以下。ユイは日向に受け入れられて成仏しちゃうのだけれども、その過程で現実のユイというのはかなりのハンデを背負った存在であることが明言されて、それを受け入れるのか否かという決断が迫られる。音無は逡巡して、日向は間髪入れずに受け入れると表明する。では、ハンデを背負った存在を受け入れるという日向の覚悟はどこからやってきたのか、どこで醸成されたものなのか、僕にはちっともわからなかったので、少しも感動できなかった。もっとも、日向が音無を察して、とにかくユイを成仏させてやろうとして、口先だけで応じていたのかもしれないが、そう考えるとあのパステルタッチ(?)の一枚絵っぽい演出がものすごく浮いてしまうのでそれはありえないだろう。あの唐突な覚悟の表出は一体なんなのだろう。それを書くのがお話ってものでしょうとかなり怒ったのは秘密。あとは音無が「ユイはすき放題やってるからそろそろ成仏させてやるかwww」みたいなニュアンスで話していたりするあの身勝手さとか、そもそも成仏させることが正しいことなのかとか、そういうところはのちのち解消されると僕は信じているのでとりあえずは留保している。とにかく描くべきことを描いていない。とりあえずAIRとかクラナドとかでは、そのへんは一応描いてあったと思うのだけれど。まぁ、あれはほとんど一対一の関係だから、アニメだからなのか群像劇の体裁にして収拾がつかなくなってる感のあるABと比べるのは酷なのだろう。