「イタリア広場」アントニオ・タブッキ/白水社
- 作者: アントニオタブッキ,Antonio Tabucchi,村松真理子
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2009/09/01
- メディア: 単行本
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読み終えたのを忘れていた。「供述によるとペレイラは……」「ダマセーノ・モンテイロの失われた首」が好きな僕としては、ちょっとイマイチかなという気はするが、タブッキ色は多分に出ていたので、「インド夜想曲」が好きな人にはオススメできる一冊。
ガリバルドの生と死をめぐって、その一家の歴史を書いていく小説。時代としてはイタリア王国成立前後から第二次世界大戦後。構成としては取っ掛かりがちょっとわかりにくいので、そこで挫折しそうな人はいるが、祖父の名前を与えられたり、名前の交換をしたりと、そういうところからするすると入っていけるはず。