「イエスタデイをうたって」(6) 冬目景/集英社
- 作者: 冬目景
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/11/19
- メディア: コミック
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……嘘です、僕は麻紅姐さんをずっと待ってる。ということで「黒鉄」を早く再開してください。葛原さん、もうちょっと髪の毛伸ばしたら麻紅姐さんだよね。うんうん。
5巻までの流れを引き継いで、全力で木品子とリクヲがくっつきそうになる流れのなか、ハルちゃんが疎外されてしまっているところに雨宮なるかませ犬が登場して……という感じの6巻でした。
1巻から読み返してみたのだけれども、やっぱり2巻までは大好きなんだよな……。若人が憂鬱な空気の中でもがいてる感じがよーく出てると思う。閉塞した状況の中で、自分はどこへ行けばいいのか、という問いが繰り返されている。もちろん答えは出てないのだけれど……。
気がついたら、リクヲの年齢を追い越してるんだよね……。ああイヤだ。ああイヤだ。多分彼は24,5歳だと思うので……(作中では二回クリスマスが来ているので、1巻から6巻までで約2年位か)。最初フリーターだった彼も、今では立派に正社員ですよ! フクダなんて結婚しちゃうし。まあ、僕も就職しちゃったけれども、何て言うんだろうなぁ、わりと本気でフリーターでもいいかなという考えというか、逃げ道(崖っぷちに逃げたことにしかならんのだけれど)を模索したこともあったりしたことを考えると、結構感慨深い。結局この漫画の影響ってワリと大きいので。フクダは勝ち組だよね。
で、最初から読み直してみた結果として、1巻からのキャラクターの変遷をまとめてみるとこんな感じに。
- リクヲ:眼が小さくなった。顔が長くなり、髪のボリュームが減ったため、老けた印象に。
- ハルちゃん:作者の絵の描き方が変化したため、若干幼くなる。
- 木品子:髪の毛を切ってから、タレ眼キャラに変化した。これにより幼くなるとともに、登場時の大人びた雰囲気がなくなった。
- 浪:あんまり変化なし。
- 滝下:幼児化、というより6巻が異常。
2002年ごろまでの絵が一番好きだなー。3巻くらいまでの絵柄と言えばいいか。