「白磁」(1) モリエサトシ/白泉社

白磁 第1巻 (花とゆめCOMICS)

白磁 第1巻 (花とゆめCOMICS)

何か褒めまくっているやつがいたので購入。うーん、ポエム! 明春の懊悩も読者に対する情報開示が本当に表面的で、深遠を感じさせないものであるので、何をこいつは一人で悩んでるんだろう?という疑問が沸々と湧き上がる。生花は生花で、尋常でない物分りのよさと、「いつの間にか培われた」明春に対する愛情の強さに違和感。過程をすっ飛ばして結果だけ描かれてるから、読者にもかなりの物分りのよさが要求されてるのはいかがなもんかなあと。読みきりならそれでいいのだけれど、連作にしたのだから、これは2、3話で遡及的にちゃんとやるべきだったような気がしないでもない。
生花がいきなり失明したのには思い切り笑った。