「若い小説家に宛てた手紙」マリオ・バルガス=リョサ/新潮社

若い小説家に宛てた手紙

若い小説家に宛てた手紙

★★★
気軽に読める小説の方法論。ただしあんまり細かくは突っ込んでいない。けれどもそれがよい。小手先の技巧論に終始した感(あくまでも記憶です)のあるディヴィッド・ロッジの「小説の技巧」なんかよりはずっと面白く感じた。リョサから「親愛なる友」への語りかけは愛情にあふれていて、読んでいて心地よい。