とりあえず

パワーズ買わないとな、と思いつつAmazonでポチってません。
ところで、ディネーセンの「アフリカの日々」を読んでいるのだけれども、これって結構ほめられるというか評価高いはずなのだが、どうにもこうにも鼻につくというか気に入らない小説。それというのも、ディネーセン自身がアフリカにいる(=彼女は農場の女主人)ということを無批判/無反省に肯定/受容してしまうイノセントさのため、なんだろうなあ。先住民との関係性をさも公平さを装って書くのだが、結局それは入植者や侵略者たちが築き上げた歪んだ土台の上に成り立ったものでしかないので、ボタンの掛け違えはずっと続いているというオチ。「時代が違うから」の一言じゃ済まないと思うんだけれど、これ。この一点がひっかかりまくって、叙情性やらなんやらが軽薄に感じて仕方がない。一応最後まで読むけれども。