「四畳半神話体系」森見登美彦/角川書店

四畳半神話大系 (角川文庫)

四畳半神話大系 (角川文庫)

★★★★☆
四畳半だし星四つ半。読んだのは「楽園への道」の前なのに忘れてた。
ネタとしては前作と同じく男汁溢れる大学生のごく狭い世界での七転八倒ということで、全く持って変わり映えがないのだけれども、構成の妙によって上手い具合にマンネリを回避しているし、断ち難い親しみもとい腐れ縁によってつながれた世界というのを書ききっていて素晴らしく面白かった。明石さんと羽貫さんの絵を暇だから描いてみたが、同じ顔だった。まる。