「歴史叙述としての映画」N.Z.デーヴィス/岩波書店

歴史叙述としての映画―描かれた奴隷たち

歴史叙述としての映画―描かれた奴隷たち

★★★
ちょっと拍子抜け……。わりと当たり前のことしか書いてないためであるが。この手の本にあまり触れない人には新鮮かもしれない。映画という媒体を用いて歴史を叙述するという行為について、著者の歴史家としての立場からの分析と進言が書かれているのだけれども、結局のところはそう考えるしかないよなというオチがついている。うーん。