漫画2007ベスト10
基準:コミックスが今年発売されたもののうち、面白いと感じたもの。または、今年に入って面白さを発見した漫画。要は何でもあり。でも基本的に古いのは入ってない、はず。
- 1位「皇国の守護者」伊藤悠/集英社
- 2位「放浪息子」志村貴子/エンターブレイン
- 3位「夏目友人帳」緑川ゆき/白泉社
- 4位「鈴木先生」武富健治/双葉社
- 5位「not simple」オノ・ナツメ/小学館
- 6位「それでも町は廻っている」石黒正数/少年画報社
- 7位「僕の小規模な生活」福満しげゆき/講談社
- 8位「大奥」よしながふみ/白泉社
- 9位「キャットストリート」神尾葉子/集英社
- 10位「うさぎドロップ」宇仁田ゆみ/祥伝社
解説
皇国の守護者:ご祝儀です。原作読んでいるとわかるのだけれども、エピソードの取捨選択が非常に上手い上に破綻がないというのは驚異的。小説の漫画化の一つの理想形。小説という体裁をとった物語を基礎にして、その物語を漫画として表現すること、この一見簡単そうでありながら非常に難しい仕事をやってのけた伊藤悠に乾杯。
放浪息子:http://d.hatena.ne.jp/kazuna/20071225#1198511043 で述べたとおり。とにかくすごいんだよ。
夏目友人帳:「蟲師」が好きな人にはお勧めできる、とどっかの書店のポップに書いてあったけれども、まあ実際その通りであると思う。自分という存在の是認と、その周囲に対する愛着を深めていく話だけれど、過度に強調しない、自然な描き方というのはできる人にはできるんだという好例。
残りも後で。