「女の子の食卓」(2) 志村志保子/集英社

女の子の食卓 2 (りぼんマスコットコミックス クッキー)

女の子の食卓 2 (りぼんマスコットコミックス クッキー)

出てたことにすら気づかなかったわ……。なんかもうアンテナ低くて困るな。
んで、内容ですが相変わらず素晴らしい。こういう趣の短編を描く人ってのは結構いると思うのだけれども、志村志保子みたいに「気取らず飾らない」ように描ける人ってのは少ないように思う。大体呼んでて鼻につくのばっかりだからなあ。麦茶の話とかほんとに感動してしまった。お茶一つとっても自分の家と他人の家は味が違うように感じる、ということを僕は経験的に知っていたし、ほかの人もおそらくそうだと思う。1巻でもそうだったけれども、読み手の中にあらかじめある「経験」と作者の「経験」の間に物語を架けるために、すんなり受け容れられるんだろう。