「ビッグ・サーの南軍将軍」リチャード・ブローティガン/河出書房新社

ビッグ・サーの南軍将軍 (河出文庫)

ビッグ・サーの南軍将軍 (河出文庫)

面白くはあるけれど、メルヘンだなあと毎回思う。「西瓜糖の日々」と「愛のゆくえ」はかなり好きだけれども、「アメリカの鱒釣り」とこれは御伽噺としか読めない。まだ読み手として未熟なんだなと思う。つーか、毎回思うんですが、ビート系を読んで(まぁ、ブローティガンは微妙にビートジェネレーションじゃないけれど)、「〜なアメリカ」という感想はもてない。すんなり受け入れられすぎて逆に分析的に読めないのかな。別にそんな必要はないと思うけれど。