[読]「陽の名残り」カズオ・イシグロ/早川書房

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

日の名残り (ハヤカワepi文庫)

さる有名な邸宅に執事として仕えていたスティーブンスが、旧い友人に合うための旅行の最中に昔の邸宅のことを思い返しながら、最後に今をどうやって生きるかということを考え直す話。
ちょっといい話、といった感じで、割とエンタメ色が強いような気がする。日本でこういう小説が売れたら、すぐにドラマ化されてしまうような類のもの。悪くはないけど、変な風に期待してしまったせいで、肩透かしを食らった格好に。