「Xのアーチ」スティーヴ・エリクソン/集英社

Xのアーチ

Xのアーチ

アメリカの本質とは、愛と自由が両立し得ないトマス・ジェファソンとサリーの関係性のように、根本的に矛盾を内包したものである、ということをエリクソンが真正面から書いた、渾身の大傑作。こういう小説が存在するということが、アメリカすげえなと僕に思わせる原因であります。
次は「アムネジア・スコープ」いきます。